一部の宗派を除いて、仏教では人が亡くなってから49日の間にさまざまなことが行われる。
特に七日毎は、特別な行事(法要)が催される。
死後7日目は初七日といい、死者は閻魔大王との初対面があり、生者は死者のために読経をあげ斎戒をし、追善供養を行う。
このとき死者のために手を合わせる者、生前の行いに感謝する者、死を嘆く者がいなければ、閻魔大王と共に大鏡の前で現世の様子を見ていた死者の魂はうかばれず、次の審判に移ることになる。(推測を含む)
そうして七日毎の審判が7回行われ、四十九日を迎える。
死者は極楽に行くか地獄に行くか、四十九日でようやく魂は未練を残さず地球を去ることになる。
今日はそんな四十九日の話ではなく、今年も残り49日だという話をしたい。
どうせなら、悔いなく平成30年を終わらせたいが、残念ながら、やりたいことをすべて満足してできたかと言われると、だいぶ未練が残る。
残り49日の間にやれることはしっかりやり、魂が四十九日の間に生前の行いを総括するように、今年一年の行いを反省したい。
それでもまだ悔いが残った場合は、死者には来世があるように、我々にはまた、来年がある。
祭多まつりのWEB SITE
純文学作家(自称)
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