あぁ無情

レ・ミゼラブルのようなお話は、近年どこにでも溢れているように思える。
それでいて、コゼットのように純真な娘に会えるのは稀である。

酒は11月までなるべく控えようと決めたはずなのに隔日で飲んでいる。私にもきっとヴァルジャンのように懺悔が必要なのだろう。
ファンティーヌとの約束を果たすため、かつて一切れのパンを盗んだ男は、全身全霊をこめて、その僅かな生涯をコゼットのために捧げた。
それを思うと、私もいつか救われるのだろうと夢を見る。

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純文学作家(自称)