エッセイ

エッセイとはもともと「試み」を表す言葉であり、随想とは存在の在り方に対する思念の試みである。
16世紀にモンテーニュが記した「随想録」や、徒然なる日常を綴った吉田兼好の「徒然草」など、エッセイ文学は、今日までさまざまな作品を生み出してきた。
日本には私小説という手法があり、これもまた、言葉が人に何をもたらすかを試す実存的な心理試験である。
そういうわけで、私も「文学的な、余りに文学的な」や文学作品を書いている。
それによって世界に何をもたらすのか、それとも何ももたらさないのか、自らを試みている。


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純文学作家(自称)