孔子は聖人であるがために、自分の欲望のままに生きても世間のルールからはみださなかったのだろうか。
否。
あの孔子ですら70歳になるまで世界と対峙し、時には世間に憤怒し、諸国の長から敬遠され、遂には流浪の集団となったのである。
人はどんなふうに生きてもいい、というのが私の考えであるが、リベラリストの言う自己責任には辟易する。
義を欠いては餓鬼にも劣り、仁を知らねば生きるに値しないとも思う。
愛があれば良いと人は言うが、薄っぺらい自己表現を顕示しあったところで、徒らに月日が流れ、ただただ老いていくだけである。
少々過激なことを言ったが、自身への戒めとして記す。
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純文学作家(自称)
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