花の色はうつりにけりないたづらに

今週からもう8月である。
やり残したことを一つ一つあげるまでもなく、今年はまだ何も為していないと言えるだろう。
無為自然と言えば聞こえはいいかもしれないが、老荘の哲に被れるにはまだまだ早い。

秘すれば花、とは昨今の宣伝のいやらしさから、誠にその通りだと感じてはいるが、黙っていては花のいろは眺めている間にさめてしまうことも確かである。
きっと私は、月日の流れを恐れれているのだろう。
それの由来は、何も為していないからに他ならない。

残り5ヶ月。まだまだやれることはたくさんある。
夏を返上しても、私は為せることを成そうと思う。

0コメント

  • 1000 / 1000

祭多まつりのWEB SITE

純文学作家(自称)