一期一会

利休の弟子、山上宗二が記した一期一会の精神は、現代的な解釈である「今日はじめて会い、もう二度と会わない人に最大限のもてなしをする」という意味とは少し異なる。
本来の一期一会とは、これからも頻繁に出会う人であっても、その出会っている瞬間というのは一回限りである。
出会うこと、すなわちそれは別れることという至極を念頭に、その出会いの束の間を二度とないものとして共有する。
それが、一期一会である。

あなたと出会えたことに感謝します。

0コメント

  • 1000 / 1000

祭多まつりのWEB SITE

純文学作家(自称)