私がやろうとしている計画の一つに、ノマド号での日本列島縦断の旅がある。
ノマド号はサーカスの一座のような大型のキャンピングカーである。
もちろん車内はメンバーの特性に応じて改造してある。
イメージとしては、女神転生シリーズのスプーキーズのような感じである。
なんだ、ゲームかと思われるかもしれないが、かなり真面目に重要なミッションとして考えている。
これは、現存在から実存に向かう旅である。
だからといって、モラトリアムのように浮遊しているだけではない。
コンピュータシステムに対するホワイトハット活動を軸にし、メンバーは個々で仕事を行っている。
ノマド号に搭載している盗聴器発見機材で探偵の仕事をする者、霊媒師、ハッカー、芸人、弁護士、金融屋、古物商、占い師、武道家、音楽家、絵師などだ。
もちろん毎日ノマド号に搭乗できる人はあまりいないだろう。
途中で乗り降りしたり、メンバーが交代するかもしれない。
初めから最後までいるのは私と、ドライバーと、他に誰か。そのあたりは松尾芭蕉の旅や、孔子の諸国遍歴と同じである。
たまに海岸沿いでバーベキューをしたり、面白そうな祭りがあれば立ち寄ることもある。
祭多まつりとしての活動も同時に行う。
柳田国男氏の仕事を引き継ぎ、日本全体に、ハレとしての祭りを再生をもたらし、ケである日常性の再構築を行う。
もちろんノマド号の旅日記は毎日綴るつもりである。
ノマド号を発進させるためにも、私は頑張らなければいけない。
祭多まつりのWEB SITE
純文学作家(自称)
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